なかなか治らないテニス肘 本当にテニス肘ですか?
肘の外側の痛みはテニス肘
内側を野球肘
と言われます。
正式にはテニス肘は
上腕骨外側上顆炎
野球肘は
上腕骨内側上顆炎
と言います。
肘周りの痛みで整形外科に行くと
たいがい、このどちらかの
診断をされ治療になると思いますが、
なかなか治らないどころか
腕の肘以外の部分にも
痛みや鈍痛がでてしまうケースも
少なくありません。
この場合、考えられるのが
首の筋肉が腕に行く神経を圧迫し
腕に痛みがでる神経痛
斜角筋症候群
なんです。
図の首の前と横あたりにある筋肉ですが
この筋肉と第一肋骨に
頸椎から出て腕に行く神経が圧迫されます。
図の首のあたりには
特に痛みは感じませんが、
痛みや鈍痛は腕や肩甲骨あたりに
出てきます。
時にはテニス肘や野球肘のような痛みが
出てくる場合もあります。
この場合はいくら
テニス肘や野球肘の治療を受けても
治るはずがありません。
もし、今あなたが
治らないテニス肘や野球肘の痛みで
お悩みなら
一度、図の筋肉のあたりを
ゆっくり押してみてください。
腕の痛みが和らいだり、
逆に強くなるようなら
斜角筋症候群の可能性があります。
斜角筋症候群には
鍼灸治療が大変有効なので、
一度ご相談下さい。