筋膜の痛み(坐骨神経痛ではなかったケース)
筋膜リリースダイエットや
筋膜リリースリフトアップなど
美容で注目されたことで、
筋膜リリースという手技が
最近知られるようになってきました。
本来は治療のための手技ですが、
当院でも15年ほど前から筋膜リリースを
治療に取り入れてきました。
筋膜リリースは痛みを取る、可動域を広げる
ための手技として、かなりの効果が
あります。
その中でも興味深いのが
坐骨神経痛など神経痛だと病院などで
診断されたものが、
じつは筋筋膜痛だったケースが
多いことです。
昔は「筋膜には神経はない」と言われた
時期がありましたが、
現在では筋膜に神経があることが
分かっています。
その筋膜が筋肉と癒着を起こし
引っ張られることで、
神経痛のような痛みが出ることが
実際にあります。
坐骨神経痛などでは、
原因とされる腰やお尻の筋肉の治療が
されていますが、
実際に痛みのある太ももやふくらはぎ
足裏の筋膜リリースをすると
痛みがなくなることがあります。
また、肩から腕にかけての神経痛
(頚肩腕症候群など)でも
首や肩、腕の筋膜リリースをすると
痛みがなくなることもあります。
もちろん患者さんは
病院で神経痛と診断されれば
そう信じきってしまうと思います。
そして、なかなか治らず
整体院や接骨院に行き
そこで「病院で神経痛と診断されました」
などと言ってしまうと、
そこでも神経痛のための治療がされ
結局治らないケースが多いのでしょう。
当院でも、やはりまず病院で診てもらってから
なかなか治らず鍼灸治療に来られる方が多く、
「坐骨神経痛なんです」「五十肩です」
と、まず患者さんから言われることが
ほとんどですが、
「本当に坐骨神経痛なのか?」
「本当に五十肩なのか?」
と、まず疑うところから始めるよう
心がけています。
もし、なかなか治らない症状で
お悩みなら、私と一緒に
痛みの本当の原因
を突き止めてみませんか?
以外と筋膜リリースなど
簡単なことで、痛みが取れるかもしれませんよ!