腎臓の下垂と腰痛、股関節痛
この腰痛って内臓から来てる…?
腰が痛いのは内臓が悪いのかな?
こんな風に思ったことないでしょうか?
実際に腰痛で来られる患者さんからも
こんな質問をされることはよくあります。
確かに内臓疾患が原因で
腰痛がでることはあります。
しかし、内臓疾患が原因の場合は
腰痛以外にも、自覚症状があり
そんな方は、ほぼ先に内科を
受診されます。
しかし、内臓の位置や
動きが悪くなることで腰痛が起こる
ってご存知でしょうか?
特に今回お話しするのは
腎臓 です。
腎臓はみぞおちのやや下
背中側にある臓器で
左右に1つずつあります。
腎臓は、
長さ約約10㎝、幅5㎝、
厚さ3㎝くらいの大きさで
そら豆のような形をしており
背中よりの上部に位置しています。
腎臓はもともと、
体の向きによって重力に引っ張られて
下がったり、呼吸によって上下したり、
人間の生理的な動きとともに
数cmほど移動しています。
この腎臓が内臓を支える筋肉が
弱ったり、大きな衝撃が加わったり
(事故や転倒など)することで、
下に下がってしまうことがあります。
また、出産後に起こることもあります。
ひどい場合は
遊走腎と言われますが、
ここまでいくと腰痛に加え腹痛、
吐き気が出るようになります。
遊走腎まではいかないが
やや下に腎臓が下がると
腎臓の下にある大腰筋(腸腰筋の1つ)に
圧迫が加わり、
腰痛になります。
また、その影響で股関節の動きも
悪くなり股関節痛が起こる場合も
あります。
「私の腎臓は大丈夫だろうか?」
そう思われる方は、
上向きで寝て膝を胸に近づけるよう
股関節を曲げてみて下さい。
本来は、誰かに脚を持ってもらい
自分は力を抜いてやるのが正しいですが、
股関節を曲げた時に
膝が胸のほうに真っ直ぐまがるなら、
腎臓の下垂はないでしょう。
しかし、
股関節を曲げた時に、膝が外側に
逃げてしまうなら
腎臓の位置が下がっている
可能性が高いです。
当院では、こうした腎臓の下垂を
元の位置に戻す
内臓の位置矯正も行っています。
ソフトな治療で安心して受けて頂けますので
なかなか治らない腰痛や
股関節の痛みでお困りなら、
一度ご相談ください。