自宅でもできるセルフケア
ご自宅や職場でもできるセルフケアの方法をご紹介します。症状が酷い場合や治療が必要な際は当院までお越しください。
■ 肩こり
■ 腰痛
■ 頭痛
■ 腕のしびれ・痛み
■ 自律神経を整えカラダをリラックス
■ 脚によく現れる静脈瘤のセルフケア
肩がこると、じっとしていてもツライだけでなく首を左右に倒したり後ろを振り向くなどの動作も辛くなると思います。
そこで、自分でできる肩こりの症状の簡単な緩和方法を紹介します。
●ここでは例として左の肩がこっているとして説明します。
1)左の肩が凝っているので、まずは首を右に倒し左の首や肩の筋肉に”張り”を感じる場所をみつけます。
2)”張り”を感じた場所を左手の人差し指と中指の二本で触れます。
3)”張り”を感じた場所を指で触れたまま、右に倒していた首を次は左側に倒し、人差し指と中指で触れていた部分を強めに押さえます。
4)両指でしっかりと”張り”のある部位を押さえたまま首を右側に6~8回倒します。
この方法で”張り”を感じる部位を順番にやっていくと首の動きもよくなり、肩のコリ感も軽減していきます。
※これは筋肉の周りにある筋膜と筋肉の癒着を剥がす方法ですが、分かりやすく説明すると、夏場に汗をかいてシャツが肌にくっつき動きにくくなった経験は誰にでもあると思いますが、その場合シャツを肌からはずすと動きやすくなりますよね。
それと同じ原理です。1度お試しください。
腰が何となく重い時や、腰を前に屈めた時に腰が痛む時の自分でできる簡単な症状の緩和方法をご紹介します。
1)まず、腰を前に屈めてみて、腰に張り感を感じる場所を探します。
2)張りを感じる場所が見つかれば、その場所を親指でしっかりと押します。
3)指で押さえたまま(腰を屈める⇒戻す)を6~8回ほど繰り返し行います。
(やや痛いくらい指押さえるのがコツです。)
※これは筋肉の周りにある筋膜と筋肉の癒着を剥がす方法ですが、分かりやすく説明すると、夏場に汗をかいてシャツが肌にくっつき動きにくくなった経験は誰にでもあると思いますが、その場合シャツを肌からはずすと動きやすくなりますよね。
それと同じ原理です。1度お試しください。
日本人の4人に1人は頭痛持ちと言われており、頭痛を訴える患者さんは多いですが、あなたの周りにも”頭痛持ち”の方が1人はおられるのではないでしょうか?
そこで自分で出来る簡単な頭痛の改善法をご紹介します。
1)まずは、頭痛のある部位と肩や首にコリのある方はコル部位をしっかりと自分で把握しておく。
2)頭痛の痛み、コリのある部位をアイスノンや氷枕で5~10分冷やす。
*凍傷を避けるため必ずアイスノンは薄い布などをかぶせて下さい。
3)アイシングの後、冷やした部位をお風呂でシャワーをかけたり、ホットタオルなどで温める。
頭痛・片頭痛の原因は血流の悪化と筋肉の過緊張です。
ただ温めるより、冷やしてから温める事で血流も筋肉の過緊張もかなり取れるので1度お試しください。
腕の痛み・しびれは特にパソコンでの作業などが多い方によくみられますが、最近はスマホの普及でデスクワーク以外の方にも多くなってきました。
腕の痛み・シビレの場合は病院では「頚椎(首の骨)の間が狭くなっている」や、頚椎ヘルニア、頸肩腕症候群などと診断されると思いますが、実際に治療を受けていても治らない事が多い症状の1つです。
ご自分でできるセルフケアとしては、腕の痛み・しびれは鎖骨の上の凹んでいる部分の筋肉が緊張して腕に行く血管や神経を圧迫して痛み・痺れが出ている可能性が高いので緊張を解くことがカギになります。
1)腕にしびれ・痛みがあるほうの鎖骨の上の凹んだ部位をあちこち押してみ て腕の痛み・しびれが軽減するか逆に強くなる部位を探します。
2)しびれや痛みに変化がある部位があればそこをホットタオルなどで15~20分温めます。
3)温めてもしびれ・痛みに変化がなければ、温める前に3分程アイシングを した後、温めるようにします。
このやり方で腕の痛み・痺れが軽減しなければしっかりと治療を受けてください。
当院でも自律神経の乱れから不調を訴える患者さんは多いですが、今回は自律神経を整える(コントロールする)方法を紹介します。
●自律神経とは?
自律神経とは簡単に言うと1日のからだのリズムを調整している神経です。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の二つから成っています。
「交感神経」は、カラダを活発に動かすための神経で主に太陽の昇っている日中に働きます。
交感神経があまり高くなるとカラダは緊張し血圧、脈拍も上がり動悸や発汗精神的な緊張や不安、イライラ胃の消化不良などの症状がでます。
「副交感神経」は、カラダをリラックスさせる神経で主に日没後の夜に働き眠るための神経でもあります。
副交感神経があまり高くなると、ウツ的な症状(何もやる気が出ないなど)がでたり、アレルギー症状、からだのだるさが出たりします。
●自律神経の整え方
1)まず、朝起きると窓のカーテンを開けてカラダに日光を浴びる。それでもカラダがシャキッとしない時は、ドライヤーの温かい風を背中の肩甲骨辺りに当てる。
2)日中はできるだけ外でカラダを動かしたり、散歩をするなどする。
3)日没後は、家の中の明かりを薄暗めにしてカラダに強い光をあてないようにする。
4)お風呂ではぬる目のお湯にゆっくり浸かり、できれば風呂場の明かりをけして、アロマキャンドルなどの光を使う。
5)眠る1時間ほど前にはテレビやパソコン、スマホを見る事は避けて、強い光は見ないようにする。
人間も動物ですので、あまり自然の流れに反するような事(夜型の生活など)をしていると、体調が狂っても何ら不思議ではありません。
昼間は明るいところで活動的に、夜は少し暗いところでゆっくりとする事を心がけましょう。
脚によく現れる静脈瘤ですが、早い方では30代くらいから現れ見た目的にも歳をとって見え健康面でも気になる症状です。
そんな静脈瘤のセルケアとしてよく紹介されているのがサポーターや圧力のあるストッキングがありますが、単純に考えても静脈瘤は血流が悪くなり起こっているので、そこにさらに圧を掛けると言う事は対症療法的(出たものは抑える、余分なものをとりあえず取る)で根本療法ではないのであまりお勧めは出来ません。
静脈瘤の根本的治療を考えるなら【血流の改善】と【冷えの改善】が不可欠です。
(静脈瘤のセルフケア)
1)お腹を温める
静脈瘤は脚の冷えからきているので脚を温めるとなりがちですが、足を温めてもなかなか改善しませんよね。
足の冷えで大事なのはお腹(下腹部)です。
足が冷えている方は必ずお腹を触ると冷たいので、下腹部を湯たんぽのようなもので20分ほど温めます。
カイロを貼るなどの方法もありますが、夏場や低温やけど、肌の荒れなどの問題もあるので湯たんぽがおススメです。
*簡単あずき湯たんぽの作り方*
1)200gの大粒のあずきをタオルなどで作った巾着袋に入れる。
2)500wの電子レンジで1分温める。
3)下腹部に20分当てて温める。
2)むくみ予防のリンパマッサージをする
やはりむくみのある方は静脈瘤になる可能性が高くなります。
マッサージオイルを使ったり、お風呂でカラダを洗っているついでにリンパマッサージを行うのがおススメです。
1、まずは足の裏のマッサージをする。(痛みの無い程度の力で)
2、足首を10回程度ぐるぐる回す。
3、足首から膝裏までふくらはぎ全体をさすり上げるようにする(軽い力で)
4、膝裏をポンプのように押して離してを10回ほど繰り返す。
5、太ももをふくらはぎと同様に股関節までさすり上げる(軽い力で)
6、最後に股関節をくるくる回す(20回程度)
脚の静脈瘤は、冷えと血流以外にも骨盤の歪みが大きく関係するのでしっかりと骨盤矯正を受ける事をおススメします。
静脈瘤はひどくなると痛みを伴う事もあり、そこまで来ると手術ということになります。
また、静脈瘤のある方は基本的に”冷え”が強いので骨盤内の臓器の病気(子宮筋腫、膀胱炎、生理痛、生理不順、便秘など)になるリスクもありますので、女性の方はしっかりと冷えの予防をしましょう。