坐骨神経痛を治すには
坐骨神経痛
皆さんも一度は聞いたことがあると
思います。
その坐骨神経痛とは、
どのような症状なのか?
お尻から太もも裏、
さらにふくらはぎにかけての
鈍痛やしびれを坐骨神経痛と言います。
(お尻の横から太ももの外側、ふくらはぎの外側にかけての鈍痛やしびれは坐骨神経ではなく別の神経:大腿皮神経の圧迫によるものなので、別の機会にご紹介します)
坐骨神経痛はお尻にある
梨状筋という筋肉が坐骨神経を
締め付けることで、
坐骨神経に沿って太もも裏から
ふくらはぎまで鈍痛やしびれが出ます。
上の図では黄色で描かれたのが
坐骨神経で、その上にあるのが
梨状筋です。
ではなぜ、梨状筋が坐骨神経を
締め付けてしまうのか?
それは梨状筋がケイレンが原因です。
梨状筋のケイレンの原因は様々で
運動のやり過ぎによる筋疲労や
長時間同じ姿勢で座っていた際に
無意識でお尻の筋肉に力が入っていた
ことによる筋疲労などがあります。
例えば、
映画館や劇場、居酒屋やレストランの
椅子や席だと普段座り慣れていない
又は高さが自分に合っていないため
お尻に無駄な力が入っていたことで
梨状筋の緊張が長く続いた。
または新幹線や飛行機などの椅子に
長時間座っていた場合、
普段座り慣れていないだけでなく
高速のスピードや空を飛んでいるという
精神的緊張から筋肉に緊張が入っていた
といった原因も考えられます。
なので、坐骨神経痛を治すには
この梨状筋のケイレンを取ることが
必要となる訳です。
しかし、この筋肉のケイレンというのが
かなり厄介で、単純にマッサージや
温めて取れるものではありません。
逆にマッサージや温めてしまうと、
ケイレンを起こした筋肉に炎症が
あった場合は悪化させてしまうことも
あります!
◯坐骨神経痛のセルフケア
1.お尻や太もも、ふくらはぎの鈍痛やしびれが完全に消える体勢を探す。
2.鈍痛やしびれが消える体勢を最低3分から20分の間、できる限り全身の力を抜いて維持する。
さらに、この際の呼吸はゆっくりして息を吐くほうをできるだけ長くする。
3.時間が経てば、ゆっくりと少しずつ脚を動かしていき、最終的には立ち上がってみる。
動かしていく途中で痛みが出たら、ゆっくりと痛みが消える体勢に戻し、また5分ほど力を抜いて、またゆっくり動いてみるのを繰り返す。
この坐骨神経痛のセルフケアは
結構効果高いのですが、
この方法を試しても治らない。
整体や整骨院、整形外科に行っても
治らない、という場合は、
鍼灸治療が坐骨神経痛には非常に有効で、
今まで当院で坐骨神経痛が
治らなかったケースはゼロです!
お困りの方は一度ご相談ください。